キングコングニードロップ、ラリアット、ノーザンライトスープレックス、スパイダージャーマン、チェーン攻撃
■人物
首にかけたゴツイ鉄の鎖がトレードマーク。ニックネームは「暴走キングコング」「スイーツ真壁」。
リングでは激しい突進ファイトを見せるが、プライベートはスイーツに目がない大の甘党。
迫力のあるルックスと、スイーツへの情熱とのギャップでお茶の間でも人気が沸騰し、いまや抜群の知名度を誇る新日本プロレスの看板レスラーである。
プロレスラーらしからぬ演技力で、俳優のみならずアニメやハリウッド映画の吹き替えも数多くこなす。
その存在感と演技力が高く評価され、2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』への出演も決定。
プロレスラーとしての人気の高さに加え、俳優、声優、イメージキャラクター、コラボ商品を次々発表するなど、マルチな活躍に注目が集まっている。
●主な著書
・『スイーツ真壁のうまいッス!! ~プロレスラー真壁刀義が挑んだ噂のスイーツ158~』2015年4月2日(角川マガジンズ)
・『だから、俺はプロレスで夢を追う!』2016年2月29日(徳間書店)
●主なメディア出演
・2013年~2016年3月まで、日本テレビ系『スッキリ!!』に「スイーツ真壁」としてレギュラー出演。3年半にわたる放送でスイーツへの愛情と知識をいかんなく発揮し、見た目とのギャップで人気を博す。プロレスを知らない女性や子供たちにも支持された。
・2016年に公開された映画『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』ではイメージキャラクターを務め、歌やダンスにも挑戦。
・2017年には、テレビ朝日系のアニメ『タイガーマスクW』で本人役で声優出演、ハリウッド映画『キングコング 髑髏島の巨神』での吹き替え出演、さらにNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演が決定。
■真壁刀義HISTORY
学生時代は、柔道で二段に昇段。大学卒業後、96年2月に新日本プロレスの入門テストで合格。約1年の猛トレーニングを経て、97年2月15日、神奈川県大和体育館における大谷晋二郎戦でデビュー。98年10月に先輩である吉江豊を破り、シングル初白星を飾る。99年11月よりJr.ヘビー級戦線へ身を投じ、00年4月に「SUPER J CAP」に出場。若手の登竜門「ヤングライオン杯」では、準優勝を果たす。01年3月20日、長州力とのタッグでIWGPタッグ王座に初挑戦。6月8日には、全日本プロレスに参戦し、永田裕志とタッグでアジアタッグ王座決定戦に挑んだ。8月より海外武者修行へ出発。10月にイギリスで英連邦インターコンチネンタル王座を獲得し、11月にはプエルトリコへ戦場を移して活躍する。02年9月30日、KAIENTAI DOJOで凱旋試合を行ない、10月14日に新日本のリングに本格復帰。04年8月に現在のリングネームに改名。05年8月6日、「G1 CLIMAX」での中邑真輔戦で左足アキレス腱を断裂。以後のシリーズを欠場していたが、06年1月8日にカムバックを果たす。その後、タッグパートナーだった矢野通と抗争を展開し、7月2日には越中詩郎とのタッグでIWGP暫定タッグ王座に輝いた。9月24日、アパッチプロレス軍に参戦し、金村キンタローを下してWEWヘビー級王座を獲得。その後、アパッチプロレス軍から送り込まれる挑戦者をことごとく退け、長期政権を築く。10月には、天山広吉らとヒールユニットG・B・Hを結成し、抗争を繰り広げていた矢野、石井智宏とも共闘を開始。07年3月には、「NEW JAPAN CUP」で準優勝を収め、7月6日にはデビュー10年目にして、IWGPヘビー級王座初挑戦を果たすが、王者永田に惜しくも敗れる。その後、東京スポーツ新聞が選定する2007年度の「プロレス大賞」にて「最優秀タッグチーム賞」を矢野とのタッグで授賞。08年2月17日、ジャイアント・バーナード、トラヴィス・トムコを撃破し、IWGPタッグ王座を獲得。3月9日、中邑真輔&バーナードとの初防衛戦は、暴走ファイトを展開してノーコンテストという結果になる。4月27日、“2度目”の初防衛戦では、飯塚高史のG・B・H入りという衝撃の展開で孤立した天山を血祭りにあげ、王座を守った。7月21日、バーナード&リック・フーラーを破り、同王座2度目の防衛に成功。8月にはZERO1-MAX(ZERO1)のリーグ戦「火祭り」に初エントリーし、準優勝という好成績を残した。また、「G1」でも準優勝。9月5日、中邑&後藤洋央紀の挑戦を退け3度目の防衛に成功。10月には矢野との王者コンビで2年連続となる「G1 TAG LEAGUE」出場。準優勝の成績を収めた。12月6日、中西学&吉江豊を下し、同王座4度目の防衛に成功した。09年4月5日、盟友の矢野に裏切られ、本間朋晃以外のメンバーがG・B・Hから離脱。それ以後、本間と共に、中邑と矢野らG・B・H離脱メンバーが結成した新軍団CHAOSと抗争を展開。同年8月、「G1」初制覇を達成。10年5月3日、「レスリングどんたく2010」のIWGPヘビー級選手権試合で、中邑に勝利。デビュー13年目にして悲願の初戴冠を成し遂げた。
15年、本間朋晃とのタッグで挑んだ、『WORLD TAG LEAGUE 2015』で、開幕2連敗の崖っぷちの状態から、連勝を重ね、優勝決定戦では、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの猛攻をしのぎ、最後は本間がこけしを炸裂させ、初優勝を果たした。
16年1月4日東京ドーム大会・IWGPタッグ選手権試合で、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ組を破り、本間朋晃ともに第69代IWGPタッグ王者となる。
2月14日アオーレ長岡大会・IWGPタッグ選手権試合で、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズ組を破り、本間朋晃ともに初防衛に成功。
4月10日両国国技館大会・IWGPタッグ選手権試合で、タマ・トンガ&タンガ・ロア組に敗れ、防衛に失敗。
16年5月3日福岡国際センター大会・IWGPタッグ選手権試合で、タマ・トンガ&タンガ・ロアに挑戦するが、ベルト奪取ならず。